The New Club Dance Style

なぜディスコは絶滅してしまったのだろう?私の好奇心をくすぐる問いである。40年ほど前、ディスコブームは絶頂期にあった。誰でも楽しめて、面白おかしくて、そして、誰からも抑圧されていなかった。今あなたが何歳であろうと、映画”Saturday Night Fever” を真似してみたり、"Stayin' Alive" や "I Will Survive" を踊ったりしたことがあるだろう。ディスコやファンクの時代があったことは確かである。私はこの2つのジャンルの愛好家であるゆえ、このジャンルのダンスから多くの要素を私のダンスに取り入れている。とりわけ、ロッキング(ストリートダンススタイル)はお気に入りだ。事実、女の子と話すとき、70年代に青春を迎えて入ればと思う。
 
さらに重要なことと言えば、ダンスフロアで男女がお互いに影響しあい、パートナリングを見せていたことだ。また、ディスコの動きからフリースタイルやパターンを取り入れたり、"the hustle"、"cha cha"や "touch style"を学んだりもできる。言うまでもないが、もしジョン・トラヴォルタやそのほかの男性のようになりたければ、レッスンやコースを受けて、どのように自信に満ち溢れたダンサーになるかを学ぶ必要がある。
 
しかしなぜか80年代から90年代を通してディスコは消滅した。それとともに、パートナリングダンスも消えてしまい、ラテンスタイルでスイングが復活しただけとなった。その後、クラブに残ったのは、男性の不器用なリードによるぎこちないターンや、不自然な腕のツイスト、そして、目に余るグライディング(体を擦り付けるようなダンス)である。北アメリカでは、ディスコのスタイルや音楽ジャンルは急に支持されなくなってしまったのであるが、なぜクラブでのパートナリングダンスは消え去ってしまったのだろうか。
 
習得するのが難しすぎるのだろうか?すべての人がプロ並みまでにダンスの腕を磨きたいわけでもなければ、レッスンに通ったりする時間もないかもしれない。しかも、決められたステップで学ぶなら、融通がきかなくなってしまう。(クラブダンスにおいて、社交ダンスはマッチしないので、私の ダンススタイルには取り入れていない。)
 
男の性のせいなのだろうか?確かに違いは見えてくる。女性は女の子同士でダンスをしに出かけたりするし、女子会を開いたりもする。一方、男性はそういったことはあまりしないし、代わりにスポーツバーやストリップバーに行くことや、K-1のような格闘技のイベントを友達の家出観戦することを好む。もし男がクラブにいるとしたら、その目的はたいてい決まっている。気持ちが大きくなるまでお酒を飲み、①女の子にアプローチする②女の子に体を擦り付ける③自分が居る場所を忘れる
 
ブレークダンスの人気の影響なのだろうか?80年代の映画“Back To The Future”を見て時に、ブレークダンスのシーンが出てきて気が付いたのだが、80年代からヒップホップやブレークダンスの時代が始まったのだ。
 
いくぶん男性本位ではあるが、ハイヒールにミニスカートの女の子は、限られた範囲でしか踊れなかったり、ただダンスを遠巻きに見たりすることになる。もちろん、男子のようにスクワットすることはない。
 
技術の高いブレークダンスを踊ったり、女の子の注目の的になることはできる。しかし、女の子が本当に求めているのは、その輪の中に入り、身をもって楽しむことである。この気持ちは何度も耳にした。ブレークダンスやポップやロックを踊れる数々の男性が私にどのように踊ればいいのか聞いてくる。彼らの踊りになんら間違いはないし、むしろすばらしいものである。しかし、クラブではダンスの技術だけでは通用しないのだ。
 
その他にも色々理由はあるが、簡潔に言うと、パートナリングのダンスは、死んだのだ。しかしながら、ありがたいことに最近では、"Dancing With The Stars"(カナダのテレビ番組で、スターたちがプロのダンサーとペアを組み、社交ダンスを練習し競うもの。日本の「芸能人社交ダンス部」と似ている。)"So You Think You Can Dance?"や、"America's Best Dance Crew"(いずれもダンスのテレビ番組)がダンスへの興味を盛り返させてきている。とりわけ女の子たちから熱烈な支持を集めているのだ。女の子はいつの時代も踊りたいのだ。しかし今ではそれが男性にプレッシャーとしてのしかかる。異なる性どうしでのパートナリングダンスや、戯れあうようなダンスは徐々に復活してきているし、私はその最前線に立ち、復活に一役買いたい。
 
もはやそれはナイトクラブダンスとは呼ぶべきではない。ディスコダンスと混同されないように、しかしなおかつ簡潔に“クラブダンス”と呼ぼう。クラブダンス、またはクラブダンススタイルはシンプルにストリートの基礎を取り入れる。(おもにDVDのレベル1で取り扱う)そして、昔からのダンスや新しいパートナリングを混ぜていく。例えば、情熱的なヒップホップの動きをしながら、キューバンサルサのターンを取り入れたりする。
 
決して、ダンスコンテストで競っているわけではない。できる限りクラブダンススタイルは自由なダンスでありたい。決められたステップは最小限で、楽しい動きは最大限多くしていく。注意深く観察していて欲しい。もし、私のダンスレッスンを続けていったなら、その効果はクラブや社交的な場で必ず現れてくる。